メールを一斉送信するために機能やセキュリティなどの点からメルマガ配信スタンドを利用するのが一般的となっております。
しかし配信数や配信頻度が少ないところは、毎月の課金が無駄!無料で出来る方法は無いのか!と思った事ありませんか?
結論から言えば無料で出来る方法はあります。
この記事でわかる事
✔ 無料でメール一斉送信する方法4種類
✔ この方法のおすすめ対象者
✔ それぞれの注意点
無料で出来る方法はありますが、これらの方法でのおすすめ対象者は限定的です。
ただ、おすすめ対象者に該当する場合は無駄な課金をやめてこの方法にした方がいいでしょう。
一般的なメールソフトを利用する

✅ この方法でのおすすめ対象者
✅ この方法でのデメリット
一般的に利用されているOutlookやGmailなどのメールソフトのTO・CC・BCCを利用して一斉送信できます。
TO・CC・BCCの利用して一斉送信

TOで送信
TOとは宛名の事で通常のメールの送信先で利用しますが、このTOは複数設定可能なのでここに複数設定して一斉送信が可能です。
ただしTO・CC・BCCに設定した人全員にメールアドレスの情報が表示されます。
CCで送信
TOにメインで送信するメールをCCに共有するという意味で、このCCには複数設定可能なのでここに複数設定して一斉送信が可能です。
ただしTO・CC・BCCに設定した人全員にメールアドレスの情報が表示されます。
BCCで送信
BCCにメルマガの購読者のメールアドレス入れて、メールの内容を一斉送信できます。
BCCに入力されたメールアドレスは他の受信者に表示されません。
この方法でのおすすめ対象者
- TO・CC・BCCの使い方を理解している方
- 一斉送信で500件又は1日に500通未満の方
この方法で一斉送信する場合はTO・CC・BCCの使い方を理解していないと、大きなトラブルに発展する可能性もあります。
《参考記事》
⇒ 知らないとやばい!メールのTO・CC・BCCの意味は?違いと使い方の例を解説!
TO・CC・BCCの使い方を理解している方
TO・CC・BCCの使い方を理解していないでCCとBCCを間違えたりすると情報漏洩に繋がりニュースになるなど大騒ぎになります。
実際にこの様なミスによる情報漏洩は総務省で発表されているものだけでもかなりの数が確認されています。
そのほとんどはBCCで送信すべきものをTOやCCと間違えたものです。
一斉送信で500件又は1日に500通未満の方
GmailやYahoo!メールなどでは配信数制限があります。
どちらも一斉送信で500件又は1日に500通と言われておりますので、それを超える場合はこの手段は利用できません。
この方法でのデメリット
- 情報漏洩のリスク
- スパム判定によるリスク
この方法での一斉送信は情報漏洩とスパム判定される危険が伴います。
情報漏洩のリスク
ほとんどはCCとBCC、TOとBCCの設定ミスによるものです。
例えばTO又はCCにメールアドレス100件入れて送信すると100件の受信者全員に100件のアドレスが表示されます。
CCとBCC、TOとBCCの設定をミスると簡単に情報漏洩してしまい、現在でも頻繁に起きています。
スパム判定によるリスク
メールの大量配信したがためにブラックリストに登録される可能性も出てきます。
又、GmailやYahoo!メールなどでは配信数制限があります。
どちらも一斉送信で500件又は1日に500通といわれておりますが、使われていないメールアドレスなど戻りメールが多い場合は100件程度でもブラックリストに登録される可能性もあります。
レンタルサーバーのメーリングリストを利用する

✅ この方法でのおすすめ対象者
✅ この方法でのデメリット
ブログ運営などでレンタルサーバーを契約している人でも意外とこのメーリングリストの機能がついている事を知りません。
そういう方は一度レンタルサーバーの管理画面を覗いてみて下さい。
メーリングリストで一斉送信
レンタルサーバーに機能の1つとして付いている「メーリングリスト」という機能があります。
そこにメールアドレスを登録して一斉送信できます。
但し、開封率やリンクのクリック数などの測定機能はありません。
又、レンタルサーバーの運営会社やプランによって登録リスト数の上限がありますので、利用前にチェックしましょう。
この方法でのおすすめ対象者
- レンタルサーバーを契約している方
- サーバーの定めるリスト数以内の方
この方法はレンタルサーバーが必要であるのと、できる事はメール一斉送信のみとシンプルです。
レンタルサーバーを契約している方
既にブログ運営などでレンタルサーバーを契約している人であれば、すぐにでも利用可能な状態にあります。
この方法でメール一斉送信する事だけが目的の場合は、わざわざレンタルサーバーを借るよりは普通に有料のメルマガ配信スタンドを利用した方がいいでしょう。
サーバーの定めるリスト数以内の方
レンタルサーバーのメーリングリスト機能では、レンタルサーバー会社によって配信数の上限が定められています。
例えばエックスサーバーは500件、ヘテムルが1000件と上限があります。
よって配信数がそれ以下での一斉送信をされる方におすすめです。
この方法でのデメリット
メーリングリストの場合は「到達率」「開封率」「クリック率」などの情報を得ることはできないので、マーケティングツールとしては問題があります。
又、利用目的が一斉送信に限定されるのと、レンタルサーバー側で定められている配信上限があります。
WordPressのメルマガ配信用プラグインの導入

✅ この方法でのおすすめ対象者
✅ この方法でのデメリット
ブログをワードプレスで運営している人でも初めて聞く人もいるかも知れません。
WordPressプラグイン導入で一斉送信
WordPressのプラグインでは一部無料から完全無料まで複数存在しますが、既にWordPressでブログを運営している人は、プラグインする事ですぐにでも利用できるところが魅力です。
無料のもので有名なのは「Subscribe2」か「MailPoet Newsletters」など他にも無数に存在します。
この方法でのおすすめ対象者
- レンタルサーバーを契約している方
- 発生するリスクに対応出来る人
レンタルサーバーを契約している方
既にブログ運営などでレンタルサーバーを契約している人であれば、すぐにでも利用可能な状態にあります。
ただし、プラグインでメール一斉送信する事だけが目的での場合は、わざわざレンタルサーバーを借るよりは普通に有料のメルマガ配信スタンドを利用した方がいいでしょう。
発生するリスクに対応出来る人
英語表記にしか対応していないものや、翻訳しても理解できない日本語になっているなど設定に苦戦したり、何かトラブルがあった際も問題解決に時間がかかるもしくは解決できない事もあります。
そのため本当の意味での英語がわかる人なら対応可能です。
この方法でのデメリット
当たり前かも知れませんが、有料のメルマガ配信スタンドに比べると機能が圧倒的に劣ります。
例えば無料のものは登録できるメールアドレスの件数が1,000件ぐらいで配信メール数にも制限があるものが多く存在し、制限を超えると課金されますので結果的に高くつく事も珍しくありません。
又、自身の利用しているレンタルサーバーに配信数の制限があります。
しかし最大のデメリットは英語表記で、翻訳しても謎の日本語が多く訳わからない状態に陥ることが普通に起きるという点です。
無料メルマガ配信スタンドを利用する

✅ この方法でのおすすめ対象者
✅ この方法でのデメリット
みんな大好き「無料版」です。無料版は人気があります。なぜなら無料だからです。
これでも運用は可能ですが、日本人が日本のマーケットで本格的に運用する場合は日本製の有料版一択です。
無料メルマガ配信スタンドで一斉送信
メルマガ配信スタンドといえば一般的に有料というイメージを持たれるかも知れませんが、一部無料から完全無料まで複数存在します。
無料のメルマガ配信スタンドにも便利な機能は備わっており、活用することは可能です。
この方法でのおすすめ対象者
やはり英語を理解できる人です。
無料メルマガ配信スタンドは海外製が多いので英語表記にしか対応していないものや、翻訳しても理解できない日本語になっているなど設定に苦戦したりします。
そのため本当の意味での英語がわかる人なら対応可能です。
本格的にメールマーケティングの運用を考えているのであれば無料のものはおすすめしません。
この方法でのデメリット
無料のものは登録できるメールアドレスの件数や配信メール数にも制限があるものが多く存在し、制限を超えると課金されますので結果的に高くつく事も珍しくありません。
しかし最大のデメリットは英語表記で、翻訳しても謎の日本語が多く訳わからない状態に陥ることが普通に起きるという点です。
まとめ
★無料でメール一斉送信する方法4種類
・TO、CC、BCCの利用して一斉送信
・レンタルサーバーのメーリングリスト
・WordPressのメルマガ配信のプラグイン
・無料メルマガ配信スタンドを利用する
メール一斉配信そのものが頻繁にない場合は、上記の中から自身に該当するものを利用してもいいと思います。
ただ、ビジネスで本格的にメールマーケティングを行うのであれば、リスクも伴いますのでこの様な方法で配信するべきではないでしょう。
日本人が日本のマーケットでメルマガ配信するのなら、日本製の有料版がおすすめです。